療育、リハの固定概念を捨てよう!オンライン支援の可能性

今、世界では新型コロナウイルス感染という100年に一度といわれる危機に遭遇しています。

今まで当たり前だったことができず、
先の見えない不安にさらされ、
福祉、医療などの制度という仕組みで成り立っていたものが通用しなくなり、
法やルールでは解決できない、正解が見えない問題にぶちあたっています。

個々の価値観の違いにより、身近にいた人同士が大きくぶつかり合うこともあるでしょう。

私たち支援者も同じ壁にぶちあたっています。
療法士による支援、いわゆる『リハビリ』は、人と人が対面することから始まります。

特に、子どもへの支援は、身体に触れ、空間を共にし、療法士自身が子どもの刺激となり、
子どもが目や耳から入ってくる情報にどのように反応しているのか、常に観察することで支援を行ってきました。
先輩療法士からも、そのように教えられ、実践を積んできました。

しかし、通うこともできない、会いにいくことも制限される今。
私たちはどうやって子ども達に支援を届けられるのでしょう。

当たり前だった生活が制限され、約数ヶ月が経とうとしています。
この数ヶ月の間にも、子どもは日々成長しています。

どうしたらいいのでしょう?
自分たちが行ってきた支援が提供できるまで待つしかないのでしょうか?

制限されているいまだからこそ、今できることを『まずはやってみる』ことです!

今までの固定概念を捨てることが、専門職である私たち自身の可能性を広げるチャンスです。

東京の子どもの通所施設では、緊急事態宣言を受け、ほぼ全利用者が通えなくなってしました。
そこでどうしたら支援が届けられるのか、療法士、保育士たちがいろいろ考えました。

その一つが、オンラインでできる療育プログラムです。
オンラインで見えやすくする立ち位置、集団構成、課題内容、プログラムの長さなど…
いろいろ工夫できることが沢山あります。

緊急事態宣言がでてから2週間後、当社の児童発達支援、放課後等デイサービスでは集団療育も個別療育もほぼオンラインで支援を届けています。
オンラインに慣れなかったお母さん、お父さんも少しづつ慣れ、子どもの集中時間も長くなりました。

課題もまだまだありますが、子どもにとって今最良の支援は何かを考え、試行錯誤することで、支援の質も上がっていきます。

今はオンラインでも繋がりを持つことで、
笑顔で子どもたちが通える日を楽しみに、支援を届け続けたいと思います。

投稿者プロフィール

竹中 佐江子
竹中 佐江子
作業療法士 子育てしてないけど、子どもの可能性に魅了された人
大阪府出身 神戸大学医学部保健学科卒業後、作業療法士として、18年間子どもの支援に携わる。(株)東京リハビリテーションサービス 取締役

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