おうちでできること。作業・活動の大切さ。

毎日通っていた学校や習い事がなくなると、生活リズムが崩れやすくなりますね。
stay homeを機に生活習慣を見直してみると、いままで当たり前に行ってきた作業・活動ひとつひとつにとても大切な意味があったことに気づきます。

ここでは、当社の作業療法士の北村直子さん(子ども発達支援ルーム おれんじ学園)が、通所に来ることができないお子様、親御さんあてにお届けしている手紙の内容をご本人の了承のもと、シェアさせていただきます!

《生活の見直しをしよう》
 早寝早起きの習慣は集中力に差がつきます!

長期のお休みになっている為、「遅寝遅起き」の習慣になりつつありませんか?
「早く寝かせる」のではなく、「早く起こす」ことで、早寝ができるようになります。
朝ごはんをしっかり食べて、午前中の覚醒が高い時に様々な活動ができるように習慣づけをしていきましょう。

《整理整頓をしよう》
 活動一つ一つの作業効率があがります!

定期的に自分の部屋を片付ける。
この機会に自分の持ち物の整理整頓を心がけましょう。
「いる/いらない」に分けたのち、保護者と共に 燃える/燃 えない/リサイクル の分別をしましょう。

物を大切にする気持ちが育ち、丁寧に扱うことで、力のコントロールが向上します。
また、自分と物との位置関係・方向性を理解し、「ものを見る力」が育ちます。

《お手伝いをしよう》
 社会的ルールが身に付き、自立につながります!

“働かざる者食うべからず” 家でできる仕事は何があるのかお子様と話し合います。

靴をそろえる・新聞を取りに行く・ポストの手紙があるか見る・テーブル拭き・ゴミ出し・おもちゃ、道具の片づけなど。お子様がイメージしにくいようであればヒントを与え、その中で毎日継続してできる簡単な仕事をするように約束します。

簡単なことだからできるのが当たり前ではありません。
約束を守り頑張ってやっていることを認め、褒めることは保護者の仕事です。子どもでも大人でも、感謝され認められることは自信につながり、人との関わりも良好になります。

《お掃除をしよう》
 道具の使い方が身に付き、隅々まできれいにすることで気持ちのリフレッシュになります!

家の掃除は保護者の仕事…ではありません。ついつい当然のようにやっていませんか?
お子様もできます! 生活をすれば必ず汚れます。掃除をし、室内を清潔にすることで次の活動も気持ちよく意欲的に行えるようになります。

拭き掃除や掃き掃除、ごみをまとめる行為は身体の使い方が向上する活動の一つです。手先が不器用・姿勢崩れ・常にふらふらする・縄跳びができないetc…とのお悩みの解消にもつながります。

①ぞうきん絞り

固くしぼる練習をしましょう。
ねじってしぼる動作には指先までの運動と感覚刺激の促進、両手別々の動作の獲得につながります。

②拭き掃除・掃き掃除

ぞうきんを広げる・机の端から端へ、拭き残しがないように拭きましょう。
また、ほうきやクイックルワイパー、掃除機を使って部屋の隅々まできれいにしましょう。

③ゴミ拾い

床に落ちたゴミを指先でつまみ、ティッシュペーパーなどにくるんで捨てましょう。
手のアーチが形成され、鉛筆や箸の使い方が上手になります。

いかがでしょうか?
私達が、日常的におうちで行っている作業や活動はとても意味があります。
これらの活動をきちんと行うことが、子どもの体づくりにも繋がるとともに、将来自立していくための一歩になります。
ぜひ、おうちで取り入れてみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

竹中 佐江子
竹中 佐江子
作業療法士 子育てしてないけど、子どもの可能性に魅了された人
大阪府出身 神戸大学医学部保健学科卒業後、作業療法士として、18年間子どもの支援に携わる。(株)東京リハビリテーションサービス 取締役

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