「ことば」を育む 親子の時間 ~「ことばがおそい」と言われたら~

言語聴覚士という仕事が認知されるようになり、

地域の子どもたちの支援を中心に活動していると

「ことばが遅いようだ・・・どうしたらよいでしょう」

というお悩み相談をよく受けます。

そんなとき、私はたいてい

「まずは、“ことば”にこだわらない方がいいかもしれないですね」

答えます。

もちろんお子さん自身が

「話したいのに話せなくて泣いている(困っている)」とか

「話しているのに聴き取りづらくて何度も聞き返していたら話してくれなくなった」とか

子ども自身が“ことばが話せないこと”に困っている

そんな状況であれば、じゃあ「ことばの練習」をしましょう!という話になるのですが、

大抵の場合、「ことばが遅いようだ・・・」と
乳幼児健診や周囲から心配し始められる頃(2歳~4歳頃)のお子さん“自身”は

そんなこと意に介していなかったりします。

お母さん自身も「健診で言われるまで、こんなものかなと思っていた」と

おっしゃるケースがほとんどで、

「家庭内では特に問題なく過ごしているけれど、周りに心配されて」という

きっかけで不安を煽られ相談にいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

それまで何の困りもなく、子どもも笑顔で家族も笑顔で楽しく日常を送っていたのに

「お母さん、大丈夫?」

「発達障害かもしれませんね?様子を見てみましょう。」

なんて言われたら、、、日常がひっくり返るほど、不安に駆られてしまうなぁ。と

言語聴覚士としても
3歳児健診で息子が「ちょっとあやしいなぁ」と漏らされ心理士さんに
繋がれたことのある母の立場としても、
「あのフレーズ」には気になっていたところがあり、記事にしました。

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投稿者プロフィール

堀川 由樹子
堀川 由樹子
鹿児島県出身
広島県立保健福祉大学
保健福祉学部
コミュニケーション障害学科卒業
言語聴覚士国家資格取得
母親 9年生 (個性豊かな3兄妹と夫と暮らす)

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