「勉強ができない!」理由を考える。今、注目されているコグトレとは?

「うちの子は、勉強ができない」と思い込んでいませんか?
「怠けている子」「やらない性格」なんて思っていませんか?
お子さん自身は「勉強ができるようになりたい」と強く願い、本人なりに頑張っているのだけれど、それでもうまくいかない。

ここでは、そんなお子さんの「勉強ができない」理由について考えてみたいと思います。

勉強ができない!」「勉強が嫌い!」の原因は?

「勉強ができない!」「勉強が嫌い!」の原因は、ただ「やる気がない」だけではありません。
このようなお子さんは、勉強が苦手なだけではなく、他にも下記のような特徴が挙げられます。

 ・漢字が覚えられない・計算が苦手
 ・絵や文字を写すのが苦手
 ・忘れ物が多い
 ・先生の注意がきけない
 ・嫌なことから逃げる
 ・すぐにカッとなる
 ・予想外のことに弱い
 ・人とのコミュニケーションが苦手
 ・力加減が苦手、不器用

これらは、「見る」「聞く」「想像する」などの力、つまりは《認知機能の弱さ》が原因となっているかもしれませ ん。

「学習の土台」となる認知機能とは??

「認知機能」と言われても、何のこと??
私たち療法士はつい当たり前に使ってしまう言葉ですが、お母さんたちには馴染みのない言葉で何がなんだか分からないかもしれません。

では、具体例を用いて説明します。

人は、五感(見る、聞く、触れる、匂う、味わう)という外からの情報を得ます。
そして、その情報を頭の中で整理し、計画し、実行に移します。
このように様々な結果を作り出していく過程で必要な能力が、「認知機能」です。


認知機能とは「記憶」「言語理解」「注意」「知覚」「推論・判断(想像する力)」の『5 つ』からなっています。
これらは脳の知的部分をつかさどる脳の働きであり、『学習の土台』となります。

例えば、上述した苦手さの原因を認知機能に置き換えると…

・漢字が覚えられない・計算が苦手
→漢字が間違ったかたちで見えて(知覚して)しまう
 頭の中で漢字の形や数字を覚えておくこと(記憶)ができない
 想像する(推論・判断)ことができない

・先生の注意がきけない
→先生の言うことに注目できない(注意を向けられない)
 言うことを聞き取ること(知覚)ができない
 長い指示が理解(言語理解・記憶)ができない
 聞いたことを忘れる(記憶できない)

・すぐにカッとなる・人とのコミュニケーションが苦手
→人の表情をしっかり見たり、聞いたり(知覚)することができない
 人の気持ちを想像(推論・判断)ことが難しい

・力加減が苦手、不器用
→相手の力の強弱を感じ取ること(知覚)ができない
 対象物の硬さ柔らかさなどを感じ取ること(知覚)ができない
 自分の体がぐらぐらしている

このように考えると認知機能は、私たち大人にとっても生活を営む上で欠かせない能力だと思いませんか?

そして、お子さんの場合、5 つの中のひとつにでも問題があれば、うまく学習に繋がらず情報をうまく取り込めないので、結果につながっていかない可能性があります。

その「認知機能」の弱さを見つけだして《専門のトレーニング》を行うのが『コグトレ』です。

コグトレではどんなことをするの??

コグトレでは、見本をみて記憶したり、二つの図形や絵の共通点や相違点を見つける教材を使い、覚える、数える、写す、見つける、想像するといった作業を重ね、認知機能を強化していきます。
また、身体的な不器用さを改善する運動プラグラムや社会性を養うプログラムも行います。

また、認知機能は、お子さんによって苦手な部分が異なります。
このため、まずはアセスメントと言って、「知能検査」などを用いて、お子さんの苦手な部分を見つけ出すことが大切です。

子どもplus教室 コグトレ塾では、アセスメントを作業療法士や言語聴覚士などの専門職が行い、トレーニングを行っています。

コグトレ塾公式HP:https://cogtorejuku.jp

投稿者プロフィール

竹中 佐江子
竹中 佐江子
作業療法士 子育てしてないけど、子どもの可能性に魅了された人
大阪府出身 神戸大学医学部保健学科卒業後、作業療法士として、18年間子どもの支援に携わる。(株)東京リハビリテーションサービス 取締役

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