インソール(装具)ってどうやって作るの??

クリニックで勤務していると、装具や車椅子、座位保持装置の制作について、様々な相談を受けます。今回は装具の種類について簡単にまとめてみたいと思います。

まず、装具には治療用装具と厚生用装具があります。

療用装具と厚生用装具に分かれます。

二つの装具の大きな違いは使用する保険が違うことです。

私が勤務しているクリニックでは圧倒的に治療用装具(医療保険を使用)が多いですが、厚生用補装具として車椅子、座位保持などを作ることもあります。

【参考資料】 治療用装具療養費について-厚生労働省 p5

クリニック(医療機関)でかかる費用は診察料(採計料、初再診料、処置料など)です。装具作成にかかる費用は装具業者さんと直接やり取りして頂くことになります。費用は完成時に業者さんに一度支払い(償還払)のちに該当の保険組合に請求することになります。

装具の費用については、各種保険で支給の目安があります。
医療保険名称申請先支給率の目安
全国健康保険協会
(協会けんぽ)
各都道府県支部の窓口
(保険証の下の欄に記載)又は各勤務先
70%
国民健康保険各市区町村の国民健康保険課窓口70%
後期高齢医療者
(主に75歳以上の方)
各市区町村の後期高齢者課担当窓口90%
共済組合各共済組合窓口又は各勤務先70%
組合保険各健康保険組合窓口又は各勤務先70%
交通事故の場合事故保険会社ご担当者
※還付率は状況により異なります
労働災害の場合労働基準監督署又は勤務先。
労務災害(様式第7号(1))と通勤災害(様式第16号の5(1))で申請用紙が異なります。
100%
生活保護受給者各市区町村の生活保護担当者課窓口(※事前申請が必要です)100%
支給の目安

装具作成の目安としては、まずは診察して、装具の必要性の判断を医師が行います。その後、採型(型取り)、仮合わせ、完成と最低でも3回の受診が必要になります。

クリニックからは「意見および装具装着証明書」が発行されます。完成時に装具業者さんへ料金を支払い、装具を受け取ります。その後、「意見および装具装着証明書」と「健康保険療養費支給申請書」(こちらはご自身で記載して頂く必要があります)と装具業者さんから発行されている領収書等を保険者に請求してください。

治療用装具についてはそれぞれ、耐用年数があり、作り変えができます。

例:インソールの場合

3歳未満 6ヶ月

3歳以上~6歳未満 10ヶ月
3歳以上~6歳未満 10ヶ月
6歳以上~15歳未満 12ヶ月
15歳以上 1歳半

※14歳中に作成した場合は、15歳過ぎても作り替えは前回の作成から1年後です。

例:14歳11カ月に作成→作り替えは1年後の15歳11カ月より可能。
例:15歳2カ月に作成→作り替えは1年半後の16歳8カ月より可能。

投稿者プロフィール

中島 卓也
中島 卓也
医療法人社団雪嶺会 東京リハビリ整形外科クリニックおおた 事務長
クリニックでは小児リハ外来を積極的に実施。特別支援学校14校の学校診察を行なっている昭和大学リハビリテーション科の真野Drを中心に発達障害児のリハビリや肢体不自由児のリハビリを実施しています。
三輪書店の編集者としても活動中

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